どもっす!パンオレです✌( ՞ਊ ՞)✌

今日は、ゲーム実況や動画投稿を生業にしている人たちにとって、ちょっと耳が痛くなる話をしようと思います。

本編に入る前に、まずこれだけは伝えておきたい——

Switch2で「高画質実況動画」を撮りたいなら、覚悟しておいてください。

Switch2の性能は、これまでのSwitchとはもはや別物。

普通に録画するだけなら問題ありません。
でも、「高画質で」「なめらかに」「快適に」…そんな理想を追い始めると、気づけば“録画環境”という名の地獄が口を開けて待っています。

そして私もその沼にハマり、最終的に——
Switch2本体がもう一台買えるレベルの出費をする羽目になりました。

ここからは、”私がくぐってきた地獄”の全貌、そして”トータルで掛かった費用”を完全実録でお届けします。


キャプチャーボード地獄編|買えば終わると思ったらむしろ始まりだった

Switch2の前ではFHD対応キャプボは”化石”も同然

Switch2の仕様を確認して、まず気になったのが出力解像度の記載だった。


最大4K/60fps、WQHDなら最大120fps、HDR10まで対応と、いよいよ次世代ゲーム機の仲間入りをしたなとしみじみ感じるスペックだ。

でも正直、自分にとってこうしたハイスペックはこれまで縁のない世界だった。
使うゲーム機はレトロ機が中心だし、FHD対応キャプチャーボードでも不自由することがない。

しかし、Switch2のスペックを目の前にしたとき、そうも言っていられなくなった。

配信はともかく、せっかくの映像美をちゃんと録画して残したいと思った途端、
「今のキャプボじゃ対応しきれない」現実が見えてきた。
FHD対応止まりの環境では、Switch2の出力に“スペック負け”する。
ついに、自分も機材の性能と向き合わなければいけない段階に来たのだ。

WQHD/4K録画対応の“高級キャプボ”を購入

というわけで早速電器屋に駆け込み、これを購入した。

AverMedia社の製品を買うのはこれが初めてだったがスペック別に細かくキャプボがシリーズ展開されているし、他社より若干安価だと感じた。

箱の内側にある接続図ですぐ使い方が理解できた

「これで完璧」と思ったが、落とし穴があった

表面上のスペックや説明を見るかぎりでは、自分の目的に完璧にマッチしているように思えた。
ついに理想の録画環境が整う──そう信じて疑わなかった。

が、これが最初の落とし穴だったことはまだ知る由もなかった・・・

PC拡張地獄編|“高級キャプボ”の真の要求スペックに震えた話

USB3.2 Gen2 TypeCポートがPCに無い!?

そもそも買う前にちゃんと確認しておくべきだった話ではあるが…w

今まで使ってきたキャプボはどれもUSB-A接続だったため、今回も当然そうだろうと思い込んでいた。

しかし、いざ箱を開封して中身を見てみると──
付属していたケーブルは「USB TypeC to C」。

「まあでもこういうのって、CtoAでも動くでしょ」
その時は安直に考えていたが、問題はそんなに甘くなかった。

買ったキャプチャーボードが10Gbpsの転送速度を要求・・・

手持ちのCtoAケーブルで接続してみたところ動作はしたが、心配だったのは”帯域不足”によるパフォーマンス低下だ。

買ったキャプチャーボード(GC553G2)は、USB 3.2 Gen2(最大10Gbps)の帯域での接続を前提とした設計。
一見動作しているようでも、USB 3.2 Gen1では帯域が継続して不足しやすく、映像が途切れたり音がズレたりする可能性がある。

旧名称現行名称(正式名称)最大転送速度(理論値)
USB 3.0USB 3.2 Gen 15 Gbps
USB 3.1 Gen 1USB 3.2 Gen 15 Gbps
USB 3.1 Gen 2USB 3.2 Gen 210 Gbps
― (USB C専用)USB 3.2 Gen 2×220 Gbps

特に4K,WQHDや高fps録画では、転送帯域が性能のボトルネックになることは十分考えられる。

拡張カードの追加・・・さらに出費&相性問題も不安すぎる

というわけで、PCにUSB 3.0 Type-Cポートを追加する必要が出てきたわけだが――

正直、BTOでゲーミングPCをお任せ構成で注文する程度にPCパーツに対する理解が薄い自分にとっては、ここから先が鬼門だった。

USBの仕様や制限もろくに知らず、そもそもポートってどうやって増やすの?外付けのUSBポートでもいいの? という状態。
調べれば調べるほど分からないことが増えていく――

↑PC内部に余ってるケーブルがあることも初めて知ったw

調べた末にたどり着いたのが、マザーボードにPCIeスロットで増設カードを取り付ける方法。
たとえば以下のような製品を購入し、直接PC内部に装着する形だ。

因みにこういった拡張カードは、どのマザーボードにも刺せば動くというものではない。
互換性のあるマザーかどうかを事前にチェックしておかないと、最悪認識しなかったり不具合の原因になったりする。

なお俺のマザボは非互換なのをよく確認せず買ってしまったが、ThunderboltではなくUSB3.2 Gen2ポートとして認識してくれたおかげでギリ事なきを得た・・・

ASUS公式サイトには、この製品に対応するマザーボード一覧が公開されているので、該当製品を取り付けたい場合は必ず目を通しておくべきだ。

これでようやく整ったと思いきや・・・まだまだ課題は山積みだった。

モニター地獄編|FHDじゃ画質チェックができないと気づき…

モニタがWQHD非対応で画質チェック不可

これでついに、4KやWQHDの高解像度で録画する環境が整った。
…が、いざ動画を録って見返してみた瞬間に気づいた。

「あれ?FHDモニタじゃ違いがわからない…」

自分が使ってるモニタはFullHD(1920×1080)。
WQHDや4Kで録画しても映像が潰れて見えてしまう。ピクセル数が足りないせいで、画質の差を確認できないのだ。

たしかに、編集中に動画をプレビューするだけならFHDでも問題ない。
だが今回はあくまで「Switch2映像の高解像度動画の作成」を目的にしていたので、せっかく解像度を上げたなら、その違いを“目で見て実感”したいという欲求が勝った。

さらに、今後はSwitch2の新作タイトルをWQHDや4Kでプレイすることも勿論ある。
「ゲームも配信も高画質で楽しめる選択肢は、今のうちに持っておきたい」
──そんなこんなでモニタも以下のものを勢いで追加購入。

半ばヤケクソ気味な衝動もあったが、
「ここまで設備を整えてきたなら最後まで突き進もう」という勢いで、
WQHD&120Hz以上のモニタの導入を決定したのだった。
(4Kモデルはさらに高くて手が出せなかった)

新品のFHDモニタが半年で退役・・・

それに伴って、今まで使っていたFHDモニタが完全に役目を失ってしまった。
たった半年前に買ったばかり、当然まだピカピカ。
どこにも不満はなかったし、買った当初は「もうこれでいく」と思っていたのに──

↑捨てるのも勿体なさ過ぎるので天井のデッドスペースに一時保管。

使おうと思えばサブ用途はあるかもしれないが、すでに設置スペースも電源も映像端子もギリギリ。

無駄になったとは言わないが、この手の“つなぎで買った機材”が環境の変化で次々と脱落していく連鎖は中々に精神的に来るものがあった…

だが負の連鎖はまだ続いていた・・・!!

ルーター地獄編|Wi-Fi6という刺客が潜んでいた件

Switch2はWi-Fi6対応、うちのルーターはWi-Fi5だった・・・!

これで不安要素はすべて排除した・・・と思いきや・・・
改めてSwitch2の仕様をサイトで確認しているときに気になる文言が。

Switch2側ではWi‑Fi6に対応。ちなみにSwitchではWi-Fi5までの対応だった。

自宅のルーターはたしか5年以上前に買ったものだった気がする。
当時は「とりあえず繋がればOK」で選んだので、以後スペックなんて一度も気にしたことがなかった。

録画・配信の安定性を求めてルーターも買い替える羽目に

不安になりルーターをチェックしてみると、案の定Wi‑Fi5までの対応。

自宅のネット回線は一般的な1Gbpsでの契約。
Wi-Fi6は理論値9.6Gbpsまで出る仕様だが、今の契約では明らかに過剰。
10Gbps回線を契約してないなら無用の長物では? と一瞬思ったが、
Wi‑Fi6は通信の安定性が高いという別のメリットがあることも分かった。

完全にモニタの件で吹っ切れた俺はルーターも迷わず購入。以下が購入したもの。

アマゾンで売ってたものは梱包箱が簡素化されてたことでお得に購入できたのが不幸中の幸い。

TP-Link社の製品も初だったがスペック別にモデルが明確に分かれていて選びやすく、専用アプリも分かりやすかったのが嬉しいポイントだった。

Switch2環境総まとめ|かかった費用と、これから始める人への助言

結局いくらかかった?トータル費用まとめ

さて、ここまで次々にやってくる課題に機材を投じて対応してきたが、結局トータルでいくら掛かってしまったのか…。
実際にかかった費用は以下のような内訳となった。
ちなみに本体などここでは紹介していない資材も含めた内訳である。

■Switch2本体
 マリオカートワールド同梱版 :¥53,980

■Switch2周辺機器
 Proコントローラ :¥9,980
 Joy-Con充電グリップ :¥4,530
 microSD Expressカード 256GB :¥6,980
 Switch2キャリングケース :¥2,980
 ニンテンドーゲームキューブコントローラ for Switch2 : ¥7,980

小計:¥32,450

■キャプチャーボード
 AverMedia Live Gamer ULTRA 2.1 GC553G2 :¥30,330
■ゲーミングモニタ
 IODATA ゲーミングモニター 27インチ GigaCrysta WQHD 180Hz AHVAパネル ブラック :¥39,800
■USB インターフェースカード
 ASUS USB4 PCIe Gen4 カード :¥12,370
■Wi-Fiルータ
 TP-Link WiFi ルーター 無線ルーター 高速 WiFi6E AXE5400 :¥10,980
■モニタアーム
 Pixio PS1S Wave White モニターアーム 白 :¥8,080
■ケーブル
 UGREEN 4K DisplayPort (ディスプレイポート) – HDMI 変換ケーブル 1080P@120Hz :¥1,359

小計:¥102,919

※表示の金額はすべて税込。

Switch2本体とその周辺だけで約10万円。録画・配信用の機材でさらに10万円。
2台目のSwitch2を買ってないのに、実質買ったような金額になった。
…今この記事を書いてて冷静になったが、やりすぎたなと思っている・・・w

「Switch2での高画質実況」を追い求めたからこその出費だった

繰り返しになるが、今回の目的はSwitch2のゲームを「高画質で録画」することだった。

その目的を叶えるべく、環境を全方位で見直し、不安要素を一つずつ潰していった結果――
気づけば、それなりの金額が積み上がっていた。

キャプボだけで済む話かと思っていたのが、予想以上に膨らんでしまったのは想定外だった。
とはいえ、Switch2がハイスペックなゲーム機だからこそ、古かった機材を総入れ替えする必要が出てきたのもまた事実。
どうせ後回しにするくらいなら、このタイミングで一気に対応できたのは結果的にオーライだったか。

正直、こだわらないなら安価なFHD対応キャプチャーボードで十分

念のため、キャプボ周りなどが詳しくない方向けに補足しておく。

ただSwitch2のゲームをキャプチャしてゲーム実況の録画・ライブ配信をしたいだけであれば、FHD(1080p)対応のキャプボで十分である。

昨今のお値打ち周辺機器は、ほぼFHDくらいは標準で対応しており、すでにそれらの機材を持っている人も多いだろう。

また、実際のところライブ配信では視聴者の回線環境なども影響するため、高解像度にしすぎてもよくないという理由でFHD止まりが推奨される場面も多い。

私も使っているが、以下のキャプボでも必要十分な性能を持っており、比較的安価に入手できる入門用として人気が高い。

これから始める人へ:事前にチェックすべきポイントリスト

最後に、Switch2などのゲーム映像を高画質で録画・配信するために、事前に確認しておきたいポイントをまとめた。
自身の目的や予算と照らし合わせながら、環境の見直しに役立ててほしい。

チェック項目内容備考
キャプチャーボードの録画解像度4K60fpsWQHD60fps などに対応しているか録画・配信したい映像の条件に合っているか確認
「出力解像度」と「録画時の解像度」が異なるキャプボもあるので注意
キャプチャーボードの接続方式✅USB-C to C / C to A など使用PC側の端子と適合しているか
PC側USBポートの仕様✅USB3.2 Gen2(10Gbps)など、必要な帯域を満たしているかUSB3.Xと書いてあってもGen1(5Gbps)の場合あり。要確認。
録画時の負荷・遅延✅PCスペックや設定でドロップ・音ズレが起きないかキャプボを紹介するサイトで事前にレビューをチェック
遅延が不安ならパススルーも検討する
モニタの解像度 ※任意✅4KやWQHDモニタで高画質表示したいか録画だけでなくプレイ映像の没入感も高めたい場合は検討
Wi-Fiルーターの規格 ※任意✅Wi-Fi6(802.11ax)以上かどうかSwitch2はWi-Fi6対応。通信の安定性に関わる重要ポイント
※Wi-Fi5のままでも通信自体はできるので検討の優先度は低い

余談の余談だが、これらの環境を揃えて撮影した動画を最後に紹介する。


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